古代米とは、古来より日本で栽培されている、稲の原種であり、野生稲の特徴を受け継いだお米のことです。品種によってもち種・うるち種に分かれています。古代米の最大の特徴は、白米と比較すると、赤米、黒米、緑米と色が鮮やかなところ。圃場は、普通のお米と古代米とでは稲の色がはっきりと違います。 古代米おりざが所有する圃場では、黒米と赤米の2種類のもち種を栽培。2つはそれぞれ異なる栄養効果を持っています。黒米に含まれる「アントシアニン」は、眼精疲労の緩和に効果的。さらには、体の細胞の老化を防ぐ抗酸化作用も含まれています。そのほか、がん予防、生活習慣病予防、ダイエットにもおすすめです。赤米に含まれている「タンニン」は、シミ・そばかすなどを改善。美肌効果や疲労回復といった体の内側から健康になるためのサポートをしてくれます。 古代米おりざでは、古代米を三分付きに精米して販売。玄米よりも、食感が柔らかく、クセがないため食べやすいお米になります。また、三分付きにすることによって色が出やすくなるのも魅力。古代米は日常生活で簡単に取り入れることができる健康米です。継続的に食べられるようにこだわりをもって栽培・販売をしています。一日一食から食べてみて、古代米の効果を実感してみてください。






現在9種類の加工品を古代米おりざをはじめ、新鮮館おおまち、宮城県内の産直で販売しています。先代である佐藤正弘は、古代米の栽培開始前から6次化産業に注目。そして、加工したときに色がきれいという理由もあり花泉の特産品を目指し、1995年に古代米の栽培を開始しました。 古代米おりざオープン前は、アイディア・試作を含めると50品目近くありました。古代米で作った日本酒やアイスなどいろんな商品作りに挑戦してきました。現在の人気商品は、古代米を使ったうどん・そば・そうめんの古代米麺3種。黒米粉が多く含まれたうどんは、麺類の中で最も古代米の濃い色が出ている商品になっています。老若男女問わず楽しめる商品として、大福、最中などのお菓子のご用意もしています。地域の皆様に贈り物などでも選んでいただけるように、現在も積極的に商品開発に取り組んでいます。








古代米はそのまま食べても美味しいですが、食べ慣れていない人にとっては食べるのを躊躇する人もいるのではないでしょうか。そんな初めて挑戦する人におすすめしている食べ方はカレーです。白米2合に対し古代米を大さじ2入れて炊いたお米はうっすら紫色。古代米のもちっとした食感は噛み応えもあって、カレーとの相性抜群!






つるりとしたのど越しのうどんです。もち米なので、弾力のあるもちもちとした麺になります。クセがなく、シンプルな味付けでも食べやすい!






古代米粉を使うことでシックな色合いのクッキーに仕上がります。食感はノーマルクッキーと比較すると、もっちりとしていて柔らかいのが特徴。シフォンケーキやカップケーキにも応用が利くので、手作りお菓子を作る際にいろいろなアレンジを楽しめます。






「花泉ならではの特産品を作りたい」これは先代佐藤正弘の強い願いでした。1990年半ばに提唱された「6次産業化」にいち早く興味をもち、1995年に古代米の栽培を開始しましたが、周囲から批判されることが多々ありました。古代米は珍しく、全国的に見ても生産者が少ないため、利益につながりにくいのが理由でした。それでも諦めず、時間を見つけては関東圏に赴き営業。古代米の販路拡大に取り組みました。そして徐々に県内外にお取引先が増え、2002年に「古代米おりざ」を開店することができました。そして、開店20年。今では「花泉のお土産と言ったら古代米おりざ」と地域の皆様から言っていただけるまで成長することができました。 今後は、農家の皆様や地元の方々と協力して、さらに商品を増やしていくのが目標です。これからも、一人でも多くのお客様によりよい商品をお届けできるように精進してまいります。





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